【マレーシア】断食月ラマダンとは?現地のリアルな様子をわかりやすく解説します

マレーシア健康・食生活

こんにちは!
LOHASリッチライフコンサルタント、キノケイコです。

今、マレーシアに多く住むイスラム教の方々は、ラマダン月を過ごしています。
今回は、ラマダンについて、ご紹介したいと思います。

ラマダンとは?

みなさんは、ラマダンという言葉を聞いたことがありますか?
聞いたことがある方は『断食のことでしょ?』と思われると思います。
実は断食は、ラマダンに行うことのひとつではありますが、ラマダン=断食という意味ではありま
せん。

ラマダンとは、イスラム教における月の名前のひとつ。1月、2月という月の呼び名の一つです。
日本で例えると、弥生や卯月などそれぞれ名前がありますが、そのような呼び名だと思ってくださ
い。
ただし、イスラム教の暦は1年365日ではなく、1年が354日の太陽暦を使うため、私たちが普
通に使っている暦と、1年で11日ずつズレそうです。ですから、ラマダン月は毎年日程が変わる
のです。
ちなみに今年2023年は3月24日(土)夕方から4月21日(月)夕方までとなっています。

ラマダンには何をするの?

イスラム教には、信じるべき6つの信条、6信と、実行すべき5つの義務、5行というものがあり、
断食は5行のひとつです。

ラマダン月に行うことのひとつが、断食なのですが、これは食べ物だけでなく、さまざまな『欲』を
禁止する期間とされています。

また、正確には断食は食べ物を食べないという意味だけでなく、欲を戒めるという意味があるた
め、ラマダン月は性行為・他人の悪口・喧嘩・タバコを吸うことなども慎まなれけばならないそうで
す。世俗的な私利私欲を抑え、コーラン(経典)を読み直し、心静かに過ごすという期間だそうで
す。そうして世の中の全てのものに感謝をしたり、イスラム教の信者同志の結束を強めたりする
ようです。

断食って、1ヶ月も食べないの!?

ラマダン月は1ヶ月あるわけですが、1ヶ月間も、断食するの!?と驚くかもしれません。しかし、ラマダンの断食は、何も食べないという訳ではありません。

断食をするのは、日の出から、日没までの日が出ている間。
とはいえ、日中は、食事・おやつはもちろ
ん、水を飲むことも禁止というので、暑いマレーシアではかなりきついんじゃないかと思いますが、
実際はどうなのでしょう?

日が出ている間は、断食ということなので、イスラム教信者の方々は、日の出前と日没後に食事
をすることになります。日の出前に食べる食事をスフール、日没後の食事をイフタールと呼びま
す。

私もデーツを買ってみました!

食事の最初には、デーツを食べるのが習わしで、この時期スーパーなどにデーツの箱が積み上
げられている光景をよく目にします。

デーツとは、なつめやしの実なのですが、一般的にはドライフルーツになったものを指します。

プルーンを干したような大きさ、形。味は干し柿に似ています。このデーツは甘さも十分ですが、
ビタミン・ミネラルを豊富に含んでいるので、栄養豊富な上に、消化もしやすいため、断食をしてエ
ネルギー不足になった体に最初に入れるものとしてとても適しているそうです。

日本でも、スーパーフルーツとして近年注目を浴びているので、手に入りやすくなっていると思い
ます。

スーパーにはこんなにたくさんの種類のデーツが並びます。値段もまちまちで、いろんな種類があるんですね。

ラマダン・バザール

ラマダン中のおもしろい習慣として、夕食用にラマダンマーケットと呼ばれる屋台が街に出たり、
ホテルやレストランではラマダンビュッフェが行われたりします。
ラマダンマーケットは、日本で言うお祭りの出店みないな感じで、通り沿いにたくさんの食べ物を
売る屋台が並びます。

昨年行った、ラマンダンマーケット。さまざまな食べ物屋台が並んでいて活気があります!

午後3時くらいから設営し、4時くらいから販売されますが、もちろんその場食べるのはNG。みな
さん、夕食用として持ち帰るのですね。

買ってきたものを、お家でいただきました。この時初めて食べたものも多くて楽しかったです!

コロナの影響で、ここ2年くらいは禁止されていたらしいですが、昨年はやっていました。
もちろん、イスラム教信者でなくても、買うことは出来るので、昨年私も行ってみました。とても活
気があって、楽しく買い物をしました。


ラマダン月の断食は、他の宗教の人や観光客にはもちろん強制されることはないのですが、バザールで買ったものは、やはりその場は食べないという配慮は最低限必要だと思います。

詳しくは、ぜひYouTubeでご覧ください。

この期間は、家族・親戚が集まって夕食を食べたり、友人を招いたりということも頻繁に行われるようです。

また、モスクにいけば、毎日夕食を無料で振る舞ってくれているようです。
こちらも、イスラム教の人でなくてもいただけ、一緒に食べることもできるようです。

モスクでも、またはショッピングモールのフードコートでも、午後6時すぎ、まだ外が明るいうちに、席がたくさんのイスラム教の方で埋まっているのを見かけました。

こちらの日没は午後7時15分頃。
なので、あれ?まだ日が暮れてないのにと思いましたが、よく見るとみなさん、テーブルにはなにも乗っていません。
どうやら、夜のお祈りをしてから、一斉に食事をするらしいです。
その時に人が殺到するから、席を早めに確保しておく習慣があるんですね!

街にいくつもあるモスク

ラマダン明けには、ハリラヤ・プアサ

ラマダンが明けると、2日間のお祭り、ハリラヤ・プアサです。

これは、イスラム教最大のお祭りで、お正月ということらしいです。
里帰りをして、家族親戚で集まったり、新しい服をきたり、子供にお年玉をあげたり。まさにお正
月、ですよね!

ショッピングモール内のハリラヤの装飾 実際に見ると華やかです!

ラマダンの期間中も、厳かな雰囲気ではなく、街中やショッピングモールには、マレーカラーの緑
と黄色を主体とした華やかな装飾がされます。

また夕方になれば街のあちこちに、食べ物やが並んだり、ハリラヤの軽快な音楽が流れたりと、ずっとお祭りといった感じです。


マレーシアには宗教も複数あるので、1年中なにかしらのお祭りやお正月といった感じでとっても
楽しく過ごせます。

デーツの他にも、このようなお菓子がたくさん売られます。みんなで集まって食べるんでしょうね!


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